北京と別れ、東京ではじまった新しい生活。 中国出身の写真家、洪十六さんがフィルムカメラで露します。
歌う、踊る、祈るは、人間が言葉を獲得するまえからの原始的な行為。 そこに還って感じたい、見たい景色があるんだとおもう。 … (本文より抜粋)
骨を肉に変え 血は根から吸い上げて 種のように硬い拳を隠して 幸せは そこにある … (「幸せはそこにある」より抜粋)
私も私の時間を刻み始めようか 私の呼吸を基準にして 私の演算速度でいいから … (無題の詩より抜粋)
ぼくは きみのところにいるきみの周囲を まさぐる その営みは 無駄な努力ではない それは目的がそこにあるから 命そのものだから … (「きみのところだけ」より抜粋)
作品が溜まってくると、まとめて本にしたくなるのは自然です。 私も溜まってきた作品を何度となく本という形にまとめてきました。
「月の砂漠は歌うの? それとも楽器を奏でるの?」 詩人みちる(松崎義行)さんによる詩の連載です。 2週間にいちど、ここに詩をとどけます。