詩の定期便 18

きべんのきりくちから
ちがながれて
とまらない

詩の定期便 17

まだ 
おとなになったばかりなのに
からだがしびれ いきがくるしい

詩の定期便 16

すると
一緒に眠りの世界に
落ちてゆく亀と猿を目にしたのです

詩の定期便 15

線に沿って
刃をあてて切るのですよ
定規を当てて

詩の定期便 14

酒でも浴びて 
目を醒ませよ 
諸君

詩の定期便 13

あなたは毎日
靴のかかとで
ノックしてきました

詩の定期便 12

いちにのさんでやりましょう
と言われて
そんな勇気を持っていたか不安になる

さんにいいちで
消えたくなった



(「いちにのさんで」より抜粋)

詩の定期便 11

それを
すると
いい

かみさまが
みている



(「それを」より抜粋)