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By 編集部 / 2021.11.21

この連載について

ペットショップで売れ残り、”最後のセール”という札をケースに貼られていたアメショの男の子の“きなちゃん”。

元野良猫で、目と鼻に炎症を起こした状態で道端で鳴いていたところを保護された男の子の“ダンくん”。

飼い主で写真家の安西政美さんによる、陽だまりのようにやわらかい写真と詩のなかに、猫の気持ちをのぞき込むような連載です。

今回が最終回。また、2匹に会えますように。

 

 

 

 

きなちゃん

 

ダンくん

 

 

 

 

 

 

 

「世話なんか出来ないんだから捨てて来なさいっ」

どんなに叱られても僕を抱き続けたあの日のキミ。

嬉しかった。

僕もキミとずっと一緒に居たいよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

よく僕に会いにきて、眺めて、撮影して、喜ぶ人間。

人が怖い野良の僕が、人を見る事に慣れた。

でも、大雨の日、寒さで凍える日、会いに来なかった。

パパとママになってくれると思ってたのに、違った。

 

 

 

 

 

 

 

人間に大人気の、僕達の子供時代。それは一時。

僕達だって大きくなるし、声も変わる。生きてるから。

ご飯も食べるし、ウンチもオシッコもするんだ。

変わらずに、僕のママでいてくれるキミ。嬉しいんだ。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きなちゃん、ダンくん、猫写真家 安西政美さんへのメッセージや感想はこちらまでお送りください。
webkikaku@miraipub.jp 

 

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《 安西政美(あんざい まさみ)さん プロフィール 》

1975 年生まれ。埼玉県出身。看護師免許(動物看護師ではない)と看護臨地実習指導者資格所持。子供の頃に祖母が拾った猫が 26 年間生き、36 歳までその猫と共に生きる。その後、保護猫譲渡の為の保護猫撮影を経て猫写真家となる。2020年6月に、みらいパブリッシングより猫ポエム写真集「猫は家族」を出版し、現在はブログとFacebookページに日々猫写真を掲載している。

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《 本について 》

猫は家族
きなちゃんとダンくんが私に教えてくれたこと
著者 安西政美
僕を撫でてくれたのは、神様でなくキミだった。猫と人は家族になれるのか? 答えはこの本のなかにある。