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2021.11.07

この連載について

ペットショップで売れ残り、”最後のセール”という札をケースに貼られていたアメショの男の子の“きなちゃん”。

元野良猫で、目と鼻に炎症を起こした状態で道端で鳴いていたところを保護された男の子の“ダンくん”。

飼い主で写真家の安西政美さんによる、陽だまりのようにやわらかい写真と詩のなかに、猫の気持ちをのぞき込むような連載です。

2週間ごと、日曜日に更新します。

 

 

 

 

 

きなちゃん

 

ダンくん

 

 

 

 

 

 

 

はじめて目を開けて間もなく、僕は“商品”になった。

本当は、生んでくれたママに、いっぱい甘えたかった。

お店のケースの中。僕は誰にも甘えられなかった。

だからママになったキミに、いっぱい甘えていいよね。



 

 

 

 

 

 

「店で動物を買わないで」命の売買をなくす為の言葉。

でも、“もう今、売られている僕”は、どうなるのかな。

「一緒に帰ろ、今からウチの子だよ」キミの言葉。

キミだけだったよ。僕と一緒に、生きてくれる人。

 

 

 

 

 

 

 

 

きなちゃん、ダンくん、猫写真家 安西政美さんへのメッセージや感想はこちらまでお送りください。
webkikaku@miraipub.jp 

 

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《 安西政美(あんざい まさみ)さん プロフィール 》

1975 年生まれ。埼玉県出身。看護師免許(動物看護師ではない)と看護臨地実習指導者資格所持。子供の頃に祖母が拾った猫が 26 年間生き、36 歳までその猫と共に生きる。その後、保護猫譲渡の為の保護猫撮影を経て猫写真家となる。2020年6月に、みらいパブリッシングより猫ポエム写真集「猫は家族」を出版し、現在はブログとFacebookページに日々猫写真を掲載している。

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《 本について 》

猫は家族
きなちゃんとダンくんが私に教えてくれたこと
著者 安西政美
僕を撫でてくれたのは、神様でなくキミだった。猫と人は家族になれるのか? 答えはこの本のなかにある。