めよりみみより 呼吸するように音楽を 6

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By 編集部 / 2021.02.04

この連載について

 

職場に、歌うように働く人がいる。

話すときも考えるときも、歌っているよう。

みんなその歌が聴きたくて、彼女と一緒に働いている。

 

歌手であり、みらいパブリッシングの編集者でもあるMitsuyoさん。

彼女が歌うステージが、みらいチャンネルにできました。

今日は、小川美潮さんの曲を歌います。

 

 

 

 

 

 

 

・・・ Start ・・・

 

 

いくつになっても浮かぶ情景や記憶はありますか。

 

私は子どもの頃、ピアノを弾くのが好きでした。

近所の先生に習いに行っていたけど、その宿題はほとんどやらないで

好きな曲のお気に入りのフレーズを何度も弾いていました。

なかでも、坂本龍一さんのフレージングが好きでまねしていました。

 

自分の複雑な心も、ピアノを弾くことや歌でなら表現できる気がして、

感覚のままいられる世界がとても心地よかったです。

 

『夜店の男』という曲の旋律は何度きいてもきゅんとして、

好きなフレーズをくりかえし弾いていたときのような心情になります。

お祭りの灯り、よるのにおい、楽しいような切ない気持ち。
子どものころから知っている風景がざわっと浮かびます。

 

音楽ユニットうたかたで、カバーさせていただきました。

 

 

 

 

個人的な表現も、だれかのインスピレーションにつながれば

しがらみのない純粋な世界へ連れて行ける。

 

子どもの頃から変わらないものがあって、

音楽はときに祈りであり、

大切な記憶を残しておきたいという願いでもあります。

それが作り手のたましいのように感じます。

 

 

 

 

・・・ To be continued ・・・

 

 

 

 

《 utakataについて 》

“うたかた”は歌と鍵盤と打楽器から成る音楽ユニットです。
歌とメロディと言葉を大切にしながらシンプルな音楽を演奏しています。

うた : みつよ
打楽器 : 川口卓也
鍵盤 : 菅原新治

Youtubeチャンネル

 

 

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《 プロフィール 》

Mitsuyo

うたうたい。京都出身。ジャズ好きの父、ポップス好きの母からなんとなく影響を受け、幼いころから歌うこととピアノを弾くことが好きだった。ミュージシャンたちとの出会い、東京での生活、様々な出来事の中で、音楽そのものに対する感じ方もめまぐるしく変化。その後、ボイストレーナーとして経験を積みながら、声や身体と深く向き合うようになる。ただいま子育ての真っ最中。本づくりの仕事にたずさわりながら、さらなる表現の世界を追求している。チャップリンやムーミンの世界、細野晴臣さんの音楽、Woody Allenの映画が大好き。

HP:https://mitsuy0utautai.jimdofree.com/
Instagram:@mitsuyo_undeuxtrois

 

 

《 Mitsuyoさんの歌う、絵本のテーマソング 》

https://miraipub.jp/songs/