連載|コボシとコボ娘の絵本レビュー『おもちぽん ふるさとのうみ』

連載
2020/12/01

この連載について

本業はグラフィックデザイナーでありながら、娘たち(7歳と5歳)と読んだ絵本のレビューを毎日noteに連載しているコボシさん。

たくさんのレビューのなかから、みらいパブリッシングの人気シリーズ絵本『おもちぽん ふるさとのうみ』を紹介します。

「おもちぽんさ、なんでも、へんしんできるんだね!」

コボ娘ちゃんたちの素直な感想もかわいらしい、おもちぽん公認のレビューです。

 

 

 

 

《ストーリーについて》

森の奥の小さなほこら、そこにいたのは昆布に巻かれた、おもちぽん。

海を知らない、おもちぽんは、昆布くんが生まれた海の場所を目指します。

〝みょみょ〜ん!〟
滝に落ちて昆布は飛んでいきました。

おもちぽんの運命やいかに!?
そして、昆布くんと再び出会い、海にたどり着くことはできるのでしょうか?

おもちぽんの痛快あったかアドベンチャーな物語です。

 

《10コの好きなところ》

① 絵本の表紙が、和紙っぽい手触りで話の結末がわかるような絵になっているところがすてき。

② 本のサイズは、高さがあるシーンに合わせ縦長で少し小さめ。

③ 題字が、おもちのモチモチ感が伝わるようなオリジナルフォントで可愛い。

④ 絵のタッチも、貼り絵で250種類の和紙が使われていて素敵(特別付録に詳細アリ)

⑤ 文は、詩的でおもちぽんがいろいろ変化していくところが奇想天外で面白い。

⑥ 話し言葉の部分は書体が変わっているところが読みやすい。

⑦ 食べられそうになったおもちぽんが、身代わりを作り逃げるところの一連の流れが面白い。

⑧ 花咲爺さんのように、桜餅がフカフカと実るところが素敵。

⑨ 海を見つけたと思ったら、昆布くんを探すことを忘れて海の中で遊ぶ、おもちぽんの無邪気さがかわいい。

⑩ 最後は、おもちぽんが自分の故郷をみつけて、ハッピーエンド。

 

《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7歳と5歳)は、

「おもちぽんさ、なんでも、へんしんできるんだね!」
「さくらんぼのタネが、おもちぽんのおしりからでてるーーー(笑)」
「おせんべいふじん、こわわわわ〜!!」

って、言ってました。(笑)

わたしはですね、今回もハラハラドキドキおもちぽんを応援しながら読み聞かせしました。

 

《おしまいの言葉》

昆布くんが生まれた場所は海。
おもちぽんが生まれた場所は稲穂。

生まれた場所っていうのは、落ち着きますよね。

きっと、生まれる前から決めてきたのかもしれませんね。潜在的に人間はそれらを知っているのかもしれませんし。

大人になってからの方が、生まれた場所の価値がよりわかるのかもしれませんね。

 

(※この記事はコボシさんのnoteから抜粋したものです。オリジナル記事はこちらをご覧ください。)

 

 

筆者プロフィール

コボシ

デザインをしたり、張子をつくったり、接骨院の運営をしたりしています。
本業はグラフィックデザイナーで趣味は、絵本を娘たちと読むこと。
手持ちの絵本の中から絵本レビュー更新中。

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コボシさんが読んだのはこの絵本

大阪のART HOUSEにて原画展を開催中(12/1(火) まで)
詳細はこちら

2020.12.01

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