変幻自在の富士山に出会える写真展「うつろひ」を見に行きました
お知らせ
2021/10/04
富士山の移ろいをとらえた写真集『うつろひ』。
作者であり写真家の渡辺英基さんの個展が山梨県の南部町立美術館で開催されていたので、訪ねてみました。
町内の循環バスで向かいます。バスガイドみたいになっている企画部の近藤
展示会場へ続く道に看板を発見
会場のある近藤浩一路記念南部町立美術館に到着
展示会場は2つに分かれていて、静謐で、澄んだ空気の漂う空間でした。
360度あらゆる角度から、あらゆる時間に撮影された富士山。
あまりにも変幻自在すぎて、唖然としてしまいます。
言葉が追いつかない世界。
ここから先を表現するのは、もう写真しかないのかもしれません。
展示を見ていたら、渡辺英基さんが現れました。
打ち合わせは主にZOOMだったので、直接お会いするのは初めて!
どうしてこんなにさまざまな富士山の姿を捉えられるのか聞いてみたところ、秘密を教えてくれました。
富士山の様子をいつでもリアルタイムで見られるライブビューイングのサイトがあって、そこをいつもチェックしているのだそう。
休みの日はそのサイトを1日に何度も何度も見るのだとか。
そして、人気のスポットは泊まり込みで場所とりをすることもあるそう。
穴場を見つけるために駆けまわる、なんてことはあたり前。
まるでアイドルの追っかけの極意を聞いているような…。
やっぱり、見る人の言葉を失わせるような圧倒的な写真を撮るには、ここまでしないといけないのかもしれません。
テレビや新聞で取り上げられたおかげで、遠方からもたくさんの人が展示を見にきてくれたそうです。
会場で販売していた写真集も、わたしたちが訪ねたときはなんとすでに残り1冊でした!
今回は、渡辺さんの地元での開催でしたが、今後、ほかの地域でも展示をやるかもしれないとのこと。
やることになったらまたお知らせします。今から楽しみですね!
〔 おまけ 〕
会場に向かう途中、田んぼでなぞの生首を見ました。
鳥だけではなく人間も逃げ出しそうなアイデアですね。
(ななこ)
《 富士山写真展「うつろひ」について 》
近藤浩一路記念南部町立美術館
https://www.town.nanbu.yamanashi.jp/shisetsu/syakaikyouiku/museum.html
《 本について 》
『うつろひ』
富士山のある風景
著者 渡辺英基
郷愁をかき立てる、新たな富士山写真集。