配信ライブ「えほんの音楽」の収録を観覧しにいきました
お知らせ
2021/11/17
わたしの直属の上司は、絵本をつくりながら歌う歌手。
面接ではじめて会ったときにそう聞いてから、いつか生で歌を聴いてみたいと思っていました。
それからコロナが蔓延して、2年ほどあいだが空いてしまったけれど、先週の金曜日、ついにその夢が叶いました。
配信ライブ「えほんの音楽」の収録を、観覧させてもらえることになったのです。
「えほんの音楽」は、彼女が楽器を奏でる仲間とともに、絵本の物語から生まれたテーマソングを歌い届ける配信型のライブです。
収録の会場はグレープフルーツムーンという、おいしそうな名前のライブハウスでした。
中はまるで、生きものの体のなかの細胞たちが休む部屋みたい。
眠くなってくるほど落ち着きます。
そんななか、ライブがはじまりました。
演奏されたのは絵本から生まれた音楽なので、あかるくて、自然と口元がゆるんでくるようなあたたかいメロディが多いです。
2曲目は『パンになりたい』という、パンになりたいうさぎが主人公の絵本をモチーフにしたゆかいな曲。
それなのに、なぜか涙が流れてきて、いちばん最後の『おもちぽん』がはじまるまで、ずっと流れ続けていました。
ほかにもハンカチで顔をぬぐっている人や鼻をすすっている人がいたので、わたしだけが過剰反応していたわけではなかったと思います。
ライブが終わったあと、歌っていたMitsuyoさんに、「すべてを肯定してもらえた気がした」という感想を伝えたのですが、
あとから、それはちょっと違うかもしれないと思いはじめました。
べつに彼女たちは、すべてを肯定しようと思って歌っていた、演奏していたわけではなかったと思います。
ただ、わたしがそう思いたいことや、だれかにそうしてほしかったことが、彼女たちの音楽に映っていただけだったのかもしれないと思いました。
そして、それが映ったのは、そこで奏でられた音があまりにも透明だったからなのかな、というようなことを考えました。
なんかひさしぶりに、自分の世界に入った文章を書いてしまいました。
すみません。
このライブの音楽は、11月24日まで限定配信されます。
もう生では二度と聴くことができない音楽ですが、ちゃんとここでもう一度その世界を体験できるので、ぜひ味わってみてください。
すてきな演奏を届けてくれたメンバーのみなさん。じわじわと個性がにじみでていました
(ななこ)
えほんの音楽
11/14(日) 18:00〜11月24日(水)まで公開。
物語から生まれた音楽の世界で、歌の楽しさ自由さを届けます。
ライブの詳細はこちらからご覧ください。
https://twitcasting.tv/c:grapefruitmoon/shopcart/105652
《 関連リンク 》
絵本のうた一覧
https://miraipub.jp/songs/
絵本の歌制作チーム オタクノマドのインタビュー
https://miraipub.jp/yomu/coverage/8246/
歌や作詞を手がけるMitsuyoさんの連載
https://miraipub.jp/mitsuyo/