アロマには興味あるけど、何からはじめればいいか分からなくて…。

そんな人、けっこういるんじゃないかと思います。

 

おうち時間も増えているなか、日々を心地よく過ごすヒントがありそうですよね。

 

今回、日頃からアロマに興味を持っているみらパブ(みらいパブリッシングの略)編集部のかわぐち&かさはらが、アロマセラピストのメグミ・ジョーさんにアロマの話を聞きに行きました。

 

思ったよりも気軽にはじめられるアロマの世界を覗いてみましょう。

 

 

左の人: かわぐち 本の編集者・歌手。アロマが好きで自分なりに使って楽しんでいる

右の人: かさはら みらいチャンネル編集長。アロマには興味があるけどまだ一歩踏み出せていない

 

 

 

 

今日の先生:メグミ・ジョーさん

 

 

東京都出身。大学在籍中の1年間、1989年にロサンゼルス郊外パサデナに留学。実践女子大学美学美術史学科を1991年3月に卒業。香港、アメリカの企業に勤務した後、カリフォルニア州の不動産ライセンスを取得して独立。1994年、カイロプラクティックドクターのロバート・ジョーと結婚。育児の傍ら、2005年にアロマセラピーの勉強を開始、2010年アメリカのNAHA協会入会。カリフォルニアのマッサージセラピストの資格も同時に取得。2008年にはオーラソーマカラー・セラピーのアドバンスコース修了。3児の母。ロサンゼルス郊外在住。

 

 

 

 

− アロマの教え1
自分の好きな香りからはじめればいい

 

 

かわぐち&かさはら:
今日はよろしくお願いします!

 

メグミ先生:
よろしくお願いします。

 

かさはら:
いきなりですが、悩み相談させてください。アロマって何百種類もありますよね。まず何から買えばいいのか分からなくて。そういう人はどうしたらいいでしょうか?

 

メグミ先生:
簡単です。自分の好きな香りからはじめればいいんですよ。

 

かさはら:
えっ。

 

メグミ先生:
リラックスできる香りって、本当に人それぞれなんです。

たとえば、一般的にラベンダーの香りは、リラックスできる良い匂いというイメージがありますよね。でもフランスでは、戦時中に兵士の傷をラベンダーオイルで癒したり、ラベンダーの花をベッド代わりに敷き詰めて使ったりしていました。だから、ラベンダーの香りを嗅ぐと戦争を思い出して気分が沈んでしまう人もいるんです。

香りは、嗅ぐと約1秒で脳に届きます。つまり、記憶や感情などさまざまなことと結びついているんですね。だから人によって、リラックスできる香りは違うんです。

 

かさはら:
なんか、一気にハードルが下がりました。今までの悩みは一体なんだったんだろう…。

 

メグミ先生:
嗅いでみて、気に入ったものを買えばいいですよ。オイルの蒸留方法によって値段も異なりますので、安いのからはじめるのもいいですね。それが良かったら、他のものにも興味を持ちはじめると思うので。

とはいえ、何百種類あるからどうしよう、という人は、ローズウッド、ラベンダー、オレンジなどは初めてでも扱いやすいと思うのでおすすめです。

 

 

メグミ先生おすすめのアロマブランド

 

皮膚から吸収される「経皮毒」についても勉強しているメグミ先生。そんな先生が安心・安全と太鼓判を押すアロマブランドを教えてくれました。

 

NEAL’S YARD REMEDIES

日本でも購入できる、イギリスの老舗ブランドです。

 

生活の木

わたしが日本に帰国したときは必ずお店に行きます。170種類以上のアロマを扱っていて、ヒノキやゆずなど日本固有の香りもあるので色々探すのが楽しいです。

 

 

 

 

アロマの教え2
ディフューザーを使わなくても、こんなに楽しめる

 

 

かさはら:
わたしはディフューザーを持っていないのですが、持っていなくてもできる使い方ってありますか?

 

メグミ先生:
いっぱいありますよ。コーヒーカップにお湯を入れて、そこに1滴たらせばディフューザー代わりになるし、ティッシュにアロマをふくませてお客様用のスリッパに入れ、お客様が来る直前にとれば、香りのおもてなしができます。

キッチンにおすすめのアロマは、ユーカリとレモングラスです。スプレーにして、洗いものをしたあとにダーッと吹きかけて布巾でバーっと拭くと、すっきりして気持ちいいですよ。

 

 


ユーカリとレモングラスのスプレーはキッチンで大活躍

 

 

キッチンスプレーのつくり方

 

ユーカリ(2滴)   +   レモングラス(5滴)   +   無水エタノール(5ml)   +   水(30~50ml)

 

〈メグミ先生からひとこと〉

無水エタノールがなければウォッカなどのアルコールでもOK。オイルは水に溶けないので、最初に無水エタノールとオイルをよく混ぜてから水を入れましょう。1~2週間で使い切る量を作っていただくのが理想です。夏など暑い季節は冷蔵庫での保存がいいですね。使用するときは必ず良く振ってからお使いください。

 

 

あと、わたしがキッチンに常備しているのはラベンダー。火傷に効くので、手に油がはねたらラベンダーオイルを塗って冷やすと治りが早いです。

 

かさはら:
美容にも興味があるのですが、アロマって、スキンケアやヘアケアにも使えたりするんですか?

 

メグミ先生:
美容にはゼラニウムがおすすめです。むくみをとるといわれています。ローズも効果が高いのですが高価なので…。ゼラニウムは香りや性質がローズに似ていて値段もお手頃なので、代わりになるんですよ。

 

 

ゼラニウムのしっとりスキンケア

 

  1. 沸かしたお湯を洗面器やボウルに入れ、ゼラニウムを1滴(香りが足りないと感じたらもう少し)垂らします

         

 

  1. 洗面器に顔を近づけ、蒸気を逃がさないように頭の上にハンドタオルなどをかけます。そのまま心地よいと感じるあいだ、蒸気を浴びましょう(目は必ず閉じてください)

           

 

〈試してみた感想〉

まるでアロマミストサウナに入っているような心地よさ。気持ちよくて、肌が本当にしっとりします

 

 

また、アロマオイルは直接塗るには刺激が強いものもあるので、体に塗りたいときはホホバオイルを混ぜるといいです。ホホバオイルは、人間の皮膚と同じ成分の液体ワックスです。オイルではないので酸化が遅く、持ちが良いんです。わたしは髪にもホホバオイルをつけています。

 

かさはら:
なんか、色々やってみたくなりました。

 

メグミ先生:
わたしが紹介したレモングラスとかゼラニウムは、値段もそんなに高くないんですよ。だから気軽に試してみてください。勉強してちんぷんかんぷんになるより、まずは使って使って使うこと。そうすると、自分はこうすると気持ちいい、心地よい、というのがだんだん分かってきますから。

 


ホホバオイルは無印良品でも売っています。アロマに混ぜて肌に塗ったり、髪につけたりと万能です

 

 

 

次回は、アロマが好きで既に自分なりに色々買って試しているかわぐちが、メグミ先生に色々聞いてみます。

 

より深い内容になるので、お楽しみに!

 

 

 

 

 

 

《 お知らせ 》

メグミ・ジョー先生は、現在はオンラインでの個別指導、セミナーを承っています。
お問合せはmegmegclover★gmail.com まで(★を@に変えて送ってください)

 

《 本について 》

身体が甦るファンクショナルセラピー【アロマ編】
著者 Dr.ロバート・ジョー、メグミ・ジョー
メグミ先生とカイロプラクティックドクターの旦那さんの共著です