詩人・谷郁雄の日々の言葉 36

そうか 妻はいつも
こんな近くで ガスの炎と 戦っていたのか

詩人・谷郁雄の日々の言葉 35

今日が
人生最後の日でも
私は 学校に行くだろう

詩人・谷郁雄の日々の言葉 34

自販機から
ホットコーヒーが
姿を消した

詩人・谷郁雄の日々の言葉 33

ほんとは
ただ その人と
コーヒー飲みたかっただけ

詩人・谷郁雄の日々の言葉 32

何事もなかったように
やがて
眩しい朝が訪れる

詩人・谷郁雄の日々の言葉 31

元気にやってるよ
ときどき
死にたくなるけど

詩人・谷郁雄の日々の言葉 30

花の切手でも
貼りつけて
ポストにほりこんで

詩人・谷郁雄の日々の言葉 29

先生は
どこかへ
行ってしまった