脳みそをやわらかくしてユーモアを高める3冊を紹介します(だって今日はエイプリルフール)
今日のひとこと
2021/04/01
今日はエイプリルフールですね。
毎年この日になると、友人や職場の同僚、SNSでつながっている人たちから、ユーモアの洗礼を受ける方も多いのでは?
わたしも、いつか人を幸せな気持ちにできるようなほっこりした嘘をついてみたい。
嘘をつかれたときに、面白い反応で返したい! と思うのですが、
なかなか気持ちが乗りきらないまま、今年も今日という日を迎えてしまいました…。
もっとユーモアを学ばなければなぁ…ということで、今日はユーモア力が高まりそうな本を3冊紹介します。
まずひとつ目はこちら…
『ふるいけやの呪縛』という怪しいタイトルの本です。
「さかさ絵」や「回文」など「さかさ」をテーマにさまざまな書籍や作品を発表している作家の伊藤文人さんによる新領域。
上下ひっくりかえすと違う文字になる「さかさ文字」の面白さを詰め込んだ1冊です。
気になるタイトルの意味は?
松尾芭蕉の俳句を上下ひっくり返して見るとすべて「ふるいけや かわずとびこむ みずのおと」になるというトリックから来ているんです。
どういうことかというと…
「なつくさや つわものどもが ゆめのあと」「あさがおに つるべとられて もらいみず」という俳句が、
本をひっくり返すと、両方とも「ふるいけや かわずとびこむ みずのおと」になっちゃった!
なんとも不思議ですね…。
「タイトルの『呪縛』というのは、『ふるいけや』から逃れられないっていう冗談です」とニヤリと笑う伊藤さん。
他にも「さかさ文字」や「かがみ文字」のびっくりトリックがたくさん。
脳みそが柔らかくなること間違いなしの1冊です。
続いて、もう1冊伊藤さんの本を紹介します。
回文まんが絵本『きりんねるねんりき』
ロングセラーなので書店やネットで見かけたことがある人も多いのでは?
どんな回文が載ってるのか、ちょっとだけ紹介しちゃいます!
こんな感じです。
子どもも大人も、本当はこういうのが大好きなはず。
ただ、回文の魅力にはまってしまうとそれこそ無限ループなので、ほどほどに楽しんでくださいね!
最後は、絵本の紹介です。
『ぷかぷかぽかぽか』というかわいいタイトルの絵本。
これは一体、どんな内容なのでしょう?
中を開いてみると、こんな感じ。
そう、この絵本はすべて、「ゾロゾロ」「こらこら」「モリモリ」など”くりかえしことば”だけで描かれているんです!
こんなにたくさん”くりかえしことば”を集めた絵本は他にないはず。
日本語の表現の豊かさに改めて感動してしまう1冊です。
読み終えたときには、新しい言葉のレパートリーが増えているはず。
以上、ユーモア力が高まりそうな3冊の紹介でした。
来年のエイプリルフールまで、ぜひこの本でユーモアを鍛えてみてくださいね!
(ななこ)
《 本について 》
『ふるいけやの呪縛 〜さかさま研究所の脳内地図〜』
著者 伊藤文人
松尾芭蕉に呪われた! 俳句を逆さまにしたら、違う俳句になるヘンな本!
『回文まんが絵本 キリン ねる ねんりき』
著者 伊藤文人
「まさかさかさま」シリーズなど 世界中で累計50万部 著者が満を持して子どもたちに「笑い」を贈ります!
『ぷかぷかぽかぽか』
著者 ひだの かな代
ページをめくるたびに新たな発見! 一緒に声に出して楽しめる!