詩集「詩人と母」の見本が完成。著者の田原(ティエン・ユアン)さんが来社しました
ニュース
2021/07/09
2021年冬、ほぼ同じ頃に母を亡くした同世代の詩人が、それぞれの母への想いや少年時代のエピソードなどを詩とエッセイで綴り、それが1冊の詩集になりました。
この詩集は、母の死をきっかけに生まれた詩集であり、同時に、中国と日本の詩人の友情から生まれた詩集でもあります。
詩集「詩人と母」の見本が完成し、著者のひとりで中国出身の詩人、田原(ティエン・ユアン)さんが来社しました。
田原さんは、谷川俊太郎の詩の翻訳者として、中国で広く知られています。
「母が亡くなった翌日、涙を流しながら、詩を書き始めました。私たち二人の母だけでなく、天下のあらゆる母に感謝します。産んでくれてありがとう」
これは、田原さんの言葉です。
「謎」としての母。
「母の死」をとおして描く「母の生」。
そこに触れられる1冊です。