地球が廻っているということ

著者丹羽 隆裕

価格 1650円(税込)

A5判 96ページ ソフトカバー

2023年11月28日 ISBN978-4-434-32889-3

みらいパブリッシング 全国学校図書館協議会 選定図書

星降る夜、宙を巡る旅へ―― 星にまつわる教養が深まる“読む”プラネタリウム

ようこそ、不思議なプラネタリウムへ。 あなたが最後に星空を眺めたのは、いつですか?

 

本書は、読むプラネタリウム。 これまでにない、全く新しいタイプの星空ビジュアルガイドブックです。

 

もともと天体が好きな人も、

反対にこれまで星空に興味がなかった人、

純粋に美しい星空の写真を楽しみたい人、

星空の撮影方法に興味を持った人、

星の教養を深めたい人…。 美しい夜空の写真を見ながら、星と地球にまつわる物語を読めば、あなただけの星空の楽しみ方をきっと見つけることができるでしょう。

 

また、本書に掲載する「星景写真」のいくつかには、詩人・谷郁雄氏による詩が添えられています。 そこは、星空と文学のコラボレーションが美しく融和した「絶景」。

 

「地球が廻っているということ」普段は決して感じることのできない、大いなる自然の法則を体感できる一冊です。

 

目次

第1章 旅をする星

コラム 星空への来訪者

 

第2章 星空の昔と今

コラム あの日の守護神

 

第3章 地球が廻っているということ

コラム 星の光跡を捉える

 

 

編集者からのコメント

星空の美しさを表現した書籍は世の中に数多く存在しますが、本書のような作品はほかになく、まったく新しいビジュアルガイドブックです。

 

普段夜空を見上げることを忘れてしまった多くの人に、星空の美しさ、天文学の面白さを伝えたい―― そんな著者の想いから作られた本書は、とてもバラエティー豊かな内容に仕上がり、読む人それぞれが、自分だけの楽しみ方や感じ方を見つけられる1冊になりました。

 

専門的な天体の知識であっても、初心者にも伝わるように、著者は本書の各所で丁寧に誠実に解説を加えています。 そのため、天文学の初歩の初歩の入門書として、子どもも大人もお楽しみいただけます。 さらには、ページをめくるごとに広がる、ダイナミックな宇宙の動きを感じられる美しい星空の写真からは、 タイトルにあるように「地球が廻っているということ」を、ひと目で感じとることができるでしょう。

 

また、美しい星空の風景には、谷郁雄氏の詩が自然に溶け込み、本書に潤いと温もりをもたらしています。

 

読む人の知的好奇心と感性、両者を心地よく刺激してくれる、上質な天体教養書となりました。

 

 

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丹羽 隆裕(にわ たかひろ)

写真・文/丹羽 隆裕(にわ たかひろ)
理学博士・八戸工業高等専門学校教員

1981年生まれ、愛知県春日井市出身。博士(理学)。 中学卒業後に豊田工業高等専門学校で電気工学を学ぶが、子どもの頃に魅了された星空が忘れられず、天文学の道を目指して神戸大学に進学。 博士号取得後は、兵庫県立西はりま天文台公園(現:兵庫県立大学西はりま天文台)の研究員を経て、現在は八戸工業高等専門学校で物理学を教えている。 星空の魅力を多くの人たちに伝えるべく、さまざまな場面で星のお話をする活動も行っている。 本格的に写真を撮り始めたのは2018年。 「自分にとっても見る人にとっても身近な星空が撮りたい」と考え、地上の風景と星空の両方をカメラに収める「星景写真」にたどり着く。 晴れ間が見えれば平日の真夜中でも夜空に飛び出し、ときどき寝不足になりつつも、夜な夜な方々を訪れては、カメラのシャッターを切っている。

 

詩/谷 郁雄(たに いくお)
詩人。同志社大学文学部英文学科中退。
これまでに 40 冊ほどの詩集を刊行。ホンマタカシ、リリー・フランキー、長島有里枝、青山裕企、尾崎世界観、吉本ばななさんなど、様々なジャンルの表現者とのコラボ詩集も数多く刊行している。作品は合唱曲になったり、中学校の教科書に掲載されたりしている。詩集『詩を読みたくなる日』(ポエムピース)ほか、著書多数。noteでも詩を連載中。
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