四季彩図鑑
写真でつづる日本の伝統色
著者北山建穂
価格 1980円(税込)
A5判 192ページ ソフトカバー オールカラー
2021年5月14日 ISBN978-4-434-28942-2
みらいパブリッシング 全国学校図書館協議会 選定図書今までになかった!見るだけで幸せになる日本の色105
色の名前を知ることで、初めて出会える感動がここにある
とにかく写真が素晴らしい。そして色の名前が美しい。今までになかった「色辞典」誕生!
第3回写真出版賞大賞受賞
1枚1枚の写真が、とても工夫されて創られていて、思わず見入ってしまいます。
古代、色彩語は明(あか)・顕(しろ)・暗(くろ)・漠(あお)の四色だけでした。
やがて中国から仏教が入り色に対する認識が一変。そして、植物から染料を生み出す技を得るようになると、四季折々さまざまな色彩の変容をとらえ、そこにゆかしい色名をつけ、纏い、暮らしを彩るようになります。その多彩な色への想いや憧憬は、現代になっても変わることなく受け継がれ、大切に残され続けています。
日光在住の写真家・北山建穂の写真に現れた日本の美しい自然と生活の色たち。
色名は、独特の情感を香らせます。そして色の解説もおもしろく、色への愛情が深まります。
日本の伝統色を扱った書籍は多く編まれていますが、本書はその中でも新しい境地をやさしくご案内。
詩人・永方佑樹の言葉が鑑賞をリズミカルにナビゲートし、日本の伝統に照らした色への造詣を深め、
四季の彩(いろどり)を季節の移ろいとともに堪能できます。
幾千とある色の中かから選び抜かれ、研ぎ澄まされた105の色が、静かに心に響きます。
どうぞ贅沢な時間をお愉しみください。
編集者からのコメント
北山氏の写真は、構図の面白さは勿論、繊細で華があり、何より捉える色が美しい。 素晴らしい写真を見る目の喜びとともに、新しい色の知識を得る悦びを、心ゆくまでお愉しみいただけます。 そばに置いていつも眺めていたくなる、とっておきの一冊。 大切な人へのギフトにも最適です。
北山建穂(きたやま・たてほ)
1974年、栃木県日光市生まれ、在住、在勤。
2008年にデジタル一眼レフカメラを購入して以来写真が趣味となり、多数のコンテストに入賞。
主な受賞歴は、「しもつけ写真大賞」準特選、「鹿沼市再発見観光写真コンテスト」特選、
「奥日光清流清湖フォトコンテスト」伊藤園特別賞、
「日光フォトコンテスト」日光杉並木賞、「下野新聞紙上写真コンテスト」金賞など。
本作で「第3回写真出版賞」大賞を受賞。
本作を皮切りに、2022年には第二幕として『百色図鑑 ~四季彩 言の葉~』が、
2023年にはシリーズ3作目となる『四季彩図鑑 雨と風と光の名前』が発売。
2024年5月にシリーズ4作目の『四季彩図鑑 空と氷と花の名前』も刊行。