絵で見る日本のエネルギー エネペディア
著者箭内克寿(やない・かつとし)
価格 1540円(税込)
四六判 157ページ
2016年7月7日 ISBN978-4-434-22062-3
イラストで一目瞭然!大人こそ読みたい、エネルギー図鑑の決定版
世界各国を駆け巡ったエネルギー・エコノミストが大解説! 美しいイラストともに楽しめる新しい「エネルギー図鑑」登場!!
これからの日本のエネルギーはどうなる?
エネルギーが世界経済に与える影響は?
日本の石油はどこからやってくる?
■版型/単行本・ソフトカバー・四六判
■ページ数/160ページ
■目次
はじめに
本書の目的と使い方
幕をあけよう
絵解きエネルギーバランス
我が国のエネルギーバランス・フロー概要
第1章
エネルギーのもと
:一次エネルギーの入手
1 原子力:発電のための水蒸気を作るもと・ウラン
■ コラム なぜ福島第一原子力発電所事故は起こった?
■ コラム 原子力発電のメリットとデメリット
2 私たちのウランの輸入先・オーストラリアなど
■ コラム 日本が命名権を獲得した"ニホニウム"って何?
■ コラム ウラン爆弾とプルトニウム爆弾の違いは?
3 自然エネルギー:水力・太陽光・風力・地熱
■ コラム 二酸化炭素を減らすのにはどうすればいい?
■ コラム 二酸化炭素が増え続けると、地球はどうなるの?
4 私たちに自然から与えられるエネルギー
■ コラム 水力・太陽光・風力・地熱、それぞれの特徴は?
5 天然ガス:LNG(液化天然ガス)から
電力と都市ガスを得る
■ コラム 「シェール革命」によって世界はどう変わった?
■ コラム シェール・ガスとほかの天然ガスとの違いは?
6 天然ガス:オーストラリア、
マレーシアの海底などから
■ コラム なぜ日本では天然ガスを採掘できないのか?
■ コラム なぜ石油価格は低迷しているのか?
7 石油:私たちの生活を支えている地球の恵み
■ コラム 石油はどうやって掘削されているのか?
■ コラム 石油は本当に数年後に枯渇してしまうのか?
8 石油:遠い砂漠の地・中東のサウジアラビア、
アブダビから
■ コラム なぜ中東には石油が多いのか?
■ コラム 石油が私たちの暮らしに与える影響とは
9 石炭:発電の燃料、鉄を作り、セメントを作る
■ コラム 石炭と二酸化炭素の関係は?
10 石炭:オーストラリア、インドネシアなどから
■ コラム 石炭はどうやって掘り出されている?
■ コラム 石炭は今後も使用され続けるのか?
第2章
エネルギーを使いやすくする
:二次エネルギーへの変換
11 発電所:天然ガス、石油、石炭などから
電力を作る
■ コラム なぜエネルギーロスは発生する?
■ コラム エネルギーロスを減らすにはどうすればいい?
12自然エネルギー:
太陽の恵みを活かし電力などを作る
■ コラム 日本に一番適した再生可能エネルギーとは?
13鉄を作る
■ コラム 鉄にも色々な種類があるの?
14ガソリン、プラスチックなどを作る
■ コラム 石油からどんな製品が作られている?
■ コラム 石油製品は有害? 無害?
15セメントを作る
■ コラム なぜ日本でも石灰石は採掘できる?
第3章
供給:電力、都市ガスなどを私たちに届ける
16電力:パワー・システム
■ コラム 世界の電力事情はどうなっている?
■ コラム 電気の使用量が最も多いのは何月?
17都市ガスなど:導管システム、LPGボンベ
■ コラム 電気とガス、どっちがお得?
18自然エネルギー:電力系統との連係
■ コラム 安定・高品質の電力供給に不可欠なものは?
■ コラム 日本で初めて電力が使われたのはいつ?
19石炭:電力に使う一般炭と製鉄などに使う原料炭
■ コラム 石炭が環境に与える影響は?
■ コラム 石炭はどうやって作られる?
第4章
消費:私たちはエネルギーをどう使っているか
20家庭では
■ コラム 家庭でも大活躍のヒートポンプって何?
21産業では
22運輸では
■ コラム ガソリン・電気・水素、一番エコな車は?
■ コラム バイオ燃料で航空機は飛ばせるの?
23ヒトを運ぶ
■ コラム 宇宙に行くにはどのくらいのエネルギーが必要?
24モノを運ぶ
■ コラム なぜ貨物鉄道は衰退した?
25オフィスでは
■ コラム オフィスでできる節電方法
幕間
エネルギー白書から見る、「官」の問題意識
エネルギー白書2015の「課題分析」の要点
日本のエネルギー資源に関わる国々
エネルギーを考える数字①:世界における日本の立ち位置
エネルギーを考える数字②: 換算表など
箭内克寿(やない・かつとし)
エネルギー・エコノミスト
サイエンス・コミュニケーター
1939年、東京都生まれ。福島県に転居後、三春小学校に入学し、終戦を迎える。ラジオ工作に熱中する子ども時代を送る。学習院大学卒業後、日本輸出入銀行(現:国際協力銀行)に入行し、発展途上国を中心に海外と日本の経済協力をサポートするため、世界各国を飛び回る。主にスタッフ部門(研究所、審査部、管理部など)に勤務。次いで、日中石油会社にて、中国(渤海湾)での石油開発に従事(監査役)。のち、箭内産技研を創業。ジェトロ(日本貿易振興機構)など政府機関の経済翻訳を行う。
所属団体:産業考古学会(理事)、NPO法人エネルギー・環境・文化国際協力協会(理事)、SAMA企画『RikaTan(理科の探検)』誌(編集委員)、科学読物研究会(前監事)、国際問題研究会(唐沢元立命館大学教授主宰、会員)、早稲田サポーターズ倶楽部(賛助員)、東京経済大学大倉記念学芸振興会(終身会員)、学校法人学習院(賛助会員)、NPO法人国際社会貢献センター(登録日本語教師)、全国コーディネート活動ネットワーク(文部科学省産学官連携支援事業、登録・産学官連携コーディネーター)、東京福島県人会(常務理事)、世田谷法人会(理事)、東京商工会議所(世田谷支部)