産業医が伝える 心を守り続ける働き方

〜休職・復職・人間関係を乗り越える アサーティブ・コミュニケーション〜

著者松坂 伊織

価格 1870円(税込)

四六判 192ページ ソフトカバー 

2026年9月4日 ISBN978-4-434-38517-9

みらい
<まもなく発売>

1000社以上の企業に関わった産業医が伝える!
休職から回復し、心を守りながら働き続けるための実践書

心の不調で職場を離れる人が増え続ける一方、テレワークの定着で温度のある会話は減り、ハラスメントを恐れて上司も部下も本音を飲み込む。
誰も何も言えない職場で、最初に限界を迎えるのは、いちばん真面目で、いちばん我慢のきく人。

 

メンタル疾患の再発率は1~2年で20~30%、5年で50%以上とも言われる。
復職はゴールではなく、本番のスタート地点。
倒れた原因が「言えないまま抱え込む伝え方」にあるなら、そこを変えないかぎり同じ道をもう一度たどる。

 

本書の目的は、心身の不調から回復し、もう一度働き続ける力を取り戻すための道筋を伝えること。
生活リズムや気力・体力・集中力を整えた先で、再発を防ぐための具体的な方法の一つとして、アサーティブ・コミュニケーションやDESC法を紹介すること。
軸となる読者は、休職から復職へ向かう人と、高ストレスのまま働き続ける人。
加えて、勤怠の乱れた部下への声のかけ方に迷う管理職、制度と本人の板挟みになる人事労務・産業保健スタッフ、不調の家族に何と言えばいいかわからない人まで射程に入る。
職場だけでなく、パートナー、親、子ども、店員とのやり取りまで扱うため、働く人のほぼ全員が自分の場面を見つけられる。
書き手は、20年以上にわたり働く人のメンタルヘルスと復職支援に携わり、現在も約20社の産業医として現場に立つ医師。
近年は「伝える職業」である役者としても活動する。理論の翻訳ではなく、面談室で積み上がった実例が土台。

 

言えないまま倒れるか、順番を変えて伝えるか。心を守りながら働き続けるための、具体的な手順書。

 

 

編集者からのコメント

 

本書は、産業医歴20年、1000社を超える企業の産業保健に携わってきた著者が、実際の面談現場から編み出した「心を守り続ける」ための伝え方の実践書です。
異動先で助けを求める、納期の遅れを先輩に相談する、子どもに手洗いを促す、母親に苦手な食材を伝える――職場から家庭まで、そのまま真似できる会話例を豊富に収めました。
失敗例まで載せているのが本書らしいところです。

 

本書は、『職場』という現場を知る産業医が、休職から回復、復職、そして再発予防までを一つの流れとしてまとめた実践書です。その中で、心を守りながら働き続けるための方法として、アサーティブ・コミュニケーションを具体的な事例とともに紹介しています。
しかも扱うのは、既存のアサーション本が踏み込んでこなかった休職・復職という切実な文脈。
巻頭に読者別フローチャートを設けているため、心が疲れて長文が読めない状態でも、必要な章だけを選んで読み進められます。
自分の限界のサインを可視化する「ストレススケール」は、QRコードからフォーマットをダウンロードして、そのまま自分の取扱説明書として使えます。
働く本人はもちろん、部下を持つ上司、支えるご家族、人事労務や産業保健のご担当者まで。誰が手に取っても、明日の会話が変わり、働き方が変わる一冊です。

 

松坂 伊織(まつざか いおり)

医師・産業医。
20年以上にわたり、働く人のメンタルヘルスと復職支援に携わる。
これまで1000社を超える企業の産業保健に携わり、現在も約20社の産業医として活動している。
休職は人生の終わりではなく、新たなスタートになり得るという考えのもと、再発防止やアサーティブ・コミュニケーションを中心とした実践的な支援を行っている。
近年は、医師としての活動に加え、〝伝える職業〟である役者としても活動。「株式会社みんなのS」所属。
役者として培った「言葉に気持ちを乗せて伝える力」を産業医としての面談にも活かしている。
自分の状況を受け止め、自分のために選択し、一歩前に進む「自立」した生き方を、医療と表現の両者を通して伝えることをライフワークとしている。

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