兵馬俑
〜七人詩選〜
著者楊牧・桑恒昌・李松涛・周所同・程歩涛・劉向東・陳陟雲・竹内新・田原
価格 2200円(税込)
四六判 240ページ ソフトカバー
2026年8月6日 ISBN978-4-911440-11-7
ポエムピース七人の詩人、七つのまなざし。
大地に立つ言葉が、時代と人生を語り始める。
中国の現代詩人、楊牧、桑恒昌、李松涛、周所同、程歩涛、劉向東、陳陟雲。
異なる土地を生き、異なる言葉を紡いできた七人の作品を収めた現代中国詩選です。
雪山や大河、荒野、古い村、長城、洛陽、開封――。
中国の雄大な自然と悠久の歴史を背景に、故郷への思い、家族との別れ、老いと死、恋する喜び、生きることの苦しみが、それぞれの詩人のまなざしから描かれます。
母を亡くした夜を詠む「心葬」、妻の病に向き合う「衣美娟に、魂と身体は不即不離の妻」、歴史の中から不屈の魂を見つめる「兵馬俑」、素朴で情熱的な恋を歌う「キスを」、故郷の記憶を小さな灯に託す「母の灯し火」など、多彩な作品を収録。
大自然を前にして人間の小ささを知り、歴史の重みのなかに現在を見つめ、身近な人への愛情から命の意味を問い直す。
七人の詩は、表現も響きも異なりながら、生活と土地に深く根を下ろしています。
まるで一体一体が異なる顔をもつ兵馬俑のように、七人の詩人の言葉が、それぞれの姿勢と表情をもって立ち現れる一冊。
中国現代詩に初めてふれる人にも、歴史、自然、家族、郷土を描く文学に関心をもつ人にもお薦めします。
編者は、中国を代表する詩人・田原。翻訳は、長年にわたり中国現代詩を日本に紹介してきた詩人・翻訳家の竹内新。
編集者からのコメント
中国の広大な国土には、土地ごとに異なる風景や歴史、暮らしがあります。
本書に登場する七人の詩人も、それぞれ異なる場所に根を下ろし、自らの人生を言葉にしてきました。
雄大な山河や古都の歴史を描く詩、亡き母や年老いた父を想う詩、故郷を懐かしむ詩、愛する人への思いを率直にうたう詩。
そこには、時代や国を越えて、私たちの心にも通じる喜び、痛み、寂しさがあります。
七人の詩人は、同じものを見ても同じ言葉では語りません。
異なる声が1冊の中に並ぶことで、現代中国詩の豊かさと奥行きを感じていただける詩選となりました。
一篇一篇の詩を通して、中国の土地と歴史だけでなく、そこに生きる人々の息づかいや、変わることのない家族への愛にふれていただければ幸いです。
楊牧・桑恒昌・李松涛・周所同・程歩涛・劉向東・陳陟雲・竹内新・田原
著:楊牧・桑恒昌・李松涛・周所同・程歩涛・劉向東・陳陟雲
訳:竹内新
編:田原
















