心のランプ

著者何正権・佐藤進

価格 2200円(税込)

四六判 144ページ ソフトカバー 

2026年8月6日 ISBN978-4-911440-10-0

ポエムピース
<まもなく発売>

人は何を信じ、誰を愛し、どこへ帰るのか。
魂の明暗を映し出す、現代中国詩。

心はランプ。
闇の中で燃え、その光を誰かに繋いでいく。

 

中国・河南省に生まれ、詩人、文芸評論家、作家として活動する何正権の詩を、日本語で届ける一冊。
表題作「心のランプ」をはじめ、「木魚」「神さま」「太陽へ」「眠れぬ夜」「一本の木と愛し合う」「帰宅する」など、全60篇を収録しました。
木魚、神、太陽、花、雨、海、都市、インターネット――。
古くから受け継がれる信仰の世界と、現代を生きる人間の孤独や欲望が、鮮烈な比喩の中で交差します。

 

人は何を信じ、誰を愛し、どこへ帰っていくのか。
愛することの痛み、生きることの寂しさ、失われていく時間。
それでも光を求め、誰かを照らそうとする人間の姿が、力強く、ときに繊細な言葉で描かれています。
宇宙や天国といった壮大な世界から、手のひらを歩く一匹の蟻、夜の街灯、故郷にともる家の明かりまで。
自由に広がる詩の世界は、読む人の心に眠る記憶や痛みを静かに揺り起こします。

 

翻訳は佐藤進。
中国語の語感に根ざした詩を、日本語の新たなリズムの中に立ち上げました。
言葉と言葉の間に灯る、かすかな光。
心の暗闇に、そっとランプを置くような詩集です。

 

 

編集者からのコメント

 

暗闇や孤独を描きながら、その奥にある光を探し続けること。それが、本書の大きな魅力です。
木魚や神をめぐる祈り、激しく燃え上がる恋、都市に生きる寂しさ、幼年時代や故郷への思い。
作家:何正権の詩には、人間が抱えるさまざまな感情が、飾らない言葉と大胆な比喩によって刻まれています。
一篇ずつ読むうちに、遠い土地の詩人の言葉が、いつの間にか自分自身の記憶や感情と重なっていくことでしょう。
中国現代詩に初めて触れる方にも、詩に親しんできた方にも、言葉の余白や響きをゆっくり味わっていただきたい一冊です。

何正権・佐藤進(かせいけん)

1969年、河南羅山に生まれ、1992年に河南大学文学部卒業。
作家、詩人、河南日報グループの高級記者、中国作家協会会員、中国詩歌学会会員。
詩集『荷』、『受戒』、『破戒』など、エッセイ集『人生のあのカップルの道』、評論集『ネット新聞学概論』、長編小説『茶道』『破戒』などがある。

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