QUALIA
著者久井 唯花
価格 1760円(税込)
A5判 80ページ ソフトカバー オールカラー
2025年6月24日 ISBN978-4-434-36042-8
keu<まもなく発売>
失った日々と、忘れられない想いがある、全ての人へ
時間には限りがある。
縁も、想いも、きっと何ひとつとして永続が約束されたものはない。
それでも生きていると、このまま終わりなどなければ、と思わずにいられないほどの輝きに、ふと触れることがある。
その瞬間がどうかできうる限り永く続くよう、祈りを捧げる気持ちで切り取った、愛おしい時間たち。
夢の中のように曖昧でありながら、リアルな手触りのある写真の数々に、あなたならどんな記憶を重ねますか?
誰しもが持つ「別れ」の記憶をさざなみのように揺り動かす一冊です。
編集者からのコメント
どう足掻こうとも、別れは誰しもに訪れます。
その記憶に心を寄せすぎるでもなく、「愛おしい時間」として切り取った写真たちがもたらすのは、別れの悲哀ではありません。
「今この一瞬」をより鮮明に、大切に、そんな祈りが生まれる写真集です。
また、繊細な写真の中に色彩のページを大胆に入れ込むことで、色覚型の共感覚を持つ著者ならではの「感覚の重なり」を表現している点も本作の見所です。
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久井 唯花(ひさい ゆいか)
大阪府出身。大阪芸術大学 芸術学部 写真学科卒業。
大阪芸術大学大学院 芸術研究科 デザイン領域写真専攻修了。
色覚型の共感覚を持つ経験から、視覚とそれに由来しない知覚が結びつく記憶について記録している。