イロ

白と黒は悩んでいました。
白はいつも他の色にぬりつぶされ、黒は他の色をぬりつぶしてしまうからです。

 

他の色と同じようにキレイな色を出したいふたりは、居場所を求めて旅に出ることに。
赤の世界、ピンクの世界、黄色の世界、オレンジの世界…
たくさんのイロの世界をめぐりますが、どこにも居場所が見つかりません。

 

諦めかけたとき、白と黒はあることに気がついて…

 

「みて、ここには似ている色が集まっているよ」
「みんな違うのに、みんな同じだね」

 

“どの色も美しく、みんな同じで、みんな違う”
“あなたも私も自分のイロで大丈夫”

 

多様性と自己受容の大切さを教えてくれる心温まる物語です。

 

 

編集者からのコメント

 

著者のはるのぽこさんは、すべての絵を手描きで制作し、その一期一会の色の重なりを大切にしています。
この絵本を通じて、手描きの温かみと絵具が織りなす複雑な色の混ざり合いの美しさを、ぜひ楽しんでください。

 

■対象年齢：小学校中学年～大人まで

 

 

 

 

 

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