あの日、ヒロシマで ふりがな付

〜被爆後のヒロシマを生きた少女と軍医の話〜

著者さすらいのカナブン

価格 1700円(税込)

A5判 296ページ ソフトカバー

2024年7月29日 ISBN978-4-434-34404-6

みらいパブリッシング 全国学校図書館協議会 選定図書

被爆3世発・原爆の記憶を伝える本の新定番
より多くの人に読んでもらうため、ふりがな付を発売!!

1945年8月6日 8時15分、広島上空に人類史上初の原子爆弾が落とされた。
この核攻撃により、16万人以上が死亡。
その渦中で懸命に生きた2人の姿を中心に、想像を絶する悲惨で過酷な日々を生きた人々を、被爆3世であるさすらいのカナブンが描ききった2作品。

 

『ヒロシマを生きた少女の話』(著者の祖母の従姉妹の体験)
広島市街を走る、広島電鉄の女性車掌(後に運転手)の物語。
出征による人手不足から、広島電鉄に就職し女性運転手をしていた主人公幸子は被爆し負傷。
惨禍の広島の街を目撃する。

 

『原爆と闘った軍医』(被爆直後の広島で奔走した軍医の体験)
肥田舜太郎は、陸軍軍医として数多の被爆者の治療に尽力した。
被爆後に襲ってきた放射能の影響は恐ろしく、
被爆による死を免れたかに見えた人をも蝕んでいく。

 

前作『原爆に遭った少女の話』はWEB(pixiv)で公開後、22万アクセスを超え、話題になる。
戦後70年の2015年、NHKで放送されたドラマ「戦後70年 一番電車が走った」の原案にもなった。
本作はさすらいのカナブンの初の単行本!!
被爆経験者の視点で描いたノンフィクションコミックです。

 

 

◆コラム:「被爆者への偏見と差別」「人間が感じる最大の痛み」「長崎の悲劇」「被爆後も続く苦しみ」他

 

 

編集者からのコメント

 

世界が平和を希求している今、老若男女に知ってほしい戦争・被爆体験談です。
「小学生にも読ませたい」という熱い要望により、このたびふりがな付を発売します。
学習障害者や、外国人も手にとり、さらに多くの人に伝えてほしいと願っています。
SNSでの拡散や引用は自由です(詳しくは本書をご覧ください)。

 

見たくない、知りたくないくらい残酷な史実ですが、さすらいのカナブン先生は戦争の恐ろしさだけでなく人間の再生する力も明るく描ききっています。

 

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さすらいのカナブン

広島県在住の会社員。
被爆体験を漫画にして伝える活動をしている。
1作目の祖母の被爆体験を描いた『原爆に遭った少女の話』は「国際平和拠点ひろしま」のホームページに掲載される。
本作に収録した2作品は、それぞれ2、3作目となる。

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