真ん中のテーブルは誰も使わない

著者飯野 正行

価格 1760円(税込)

四六判変型 96ページ ソフトカバー

2024年4月30日 ISBN978-4-908-82787-7

ポエムピース

あなたの居場所は、心地いいですか。
飯野正行 第Ⅴ詩集発売!

“真ん中のテーブルは居心地が悪い。寄りかかれる壁がないから。
貧乏な人もお金持ちも、誰かに頼らなければ生きていけない。”

 

本書には、清掃員として働く青年の暮らしを綴った詩が30篇収録されています。
人の営みの本質を捉えながらも、希望やおかしみに焦点を当てた本編は、心にやさしく沁みとおります。

 

ラーメン屋からの帰り
いつものあの小径を一人歩く
この小径は
やさしく悲しい
だからこそ
きっと何処かにつながっているに違いない…
(本文より一部抜粋)

 

働くとは?生活とは?幸せとは?シンプルなテーマは、年代問わず共感を呼びます。
難しい言葉は少なく、誰でも読みやすい内容。あまり詩に親しみのない方にも、おすすめです。
オーロラタウン、石狩川、太美駅、雪虫…北海道在住の詩人ならではのワードにもご注目ください!

 

 

編集者からのコメント

 

「孤独な人に、慰めと希望を手にしてほしい」という著者の思いで、この詩集は生まれました。
載っているのは、どれも何気ない日常を描写した穏やかで静かな言葉です。
どうか気負わず、ページをめくってみてください。
清掃員の“彼“を通して、少し上を向けるはず。

飯野 正行(いいの まさゆき)

詩人、日本聖公会司祭。北海道網走市在住。
東日本大震災の時には被災地支援活動に従事。
6年間の里親生活を経て、2012年(平成24年)網走市潮見に『ファミリーホームのあ』を開設。
子どもたちと生活を共にしている。
釜石神愛幼児学園園歌『釜石の天使』を作詞した。

 

第Ⅰ詩集『こころから』      2016年9月
第Ⅱ詩集『せつないほどに』    2018年4月
第Ⅲ詩集『ひごとに』       2020年4月
第Ⅳ詩集『零れるような光の中で』 2022年4月
本書は第Ⅴ詩集である。いずれもポエムピース刊行。

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