時の向こう側

著者田中 マリ

価格 2200円(税込)

四六判変型(W118mm × H188mm) 142ページ ソフトカバー

2024年4月11日 ISBN978-4-908-82786-0

ポエムピース

『詩を読みたくなる日』や『となりの谷川俊太郎』などの話題作で注目されるポエムピースから、初の短歌集がでました。

“皺に染み歩行も遅く老い行けど心はずっと野々花でいよう”

 

めぐる季節のなかでの日常を綴った歌集。
著者が夏生まれなことから本編は夏の歌からはじまります。
2017年から2023年にかけて詠出した118首に加えて、歌誌『青南』を代表する歌人として活躍した清水房雄にむけた追悼歌を収めました。
家族や生き物、自然を慈しむ歌から、現代社会への問いをユーモラスな切り口で詠んだものまで著者の目線を通して詠まれる短歌は、やわらかくも真の力強さを感じられます。
各章に添えられている著者の油絵は、読者をノスタルジックな世界観に誘いこみます。

 

私たちの胸の中にある数々の愛しい記憶の欠片はいつだってお守りのように優しく寄り添い、今、そしてこれからを歩んでいく私たちの背中を押してくれます。
過去、現在、未来が交錯する美しい歌集です。

 

 

編集者からのコメント

 

写実的、生活密着的歌風が、読み手の年齢を問わず共感を誘います。
短歌好きな方には勿論、短歌に馴染みがない方にも楽しんで読んでいただける作品になっているかと思います。
1日1日を大切におくりたくなるようなエールをもらえる歌集です。

 

 

 

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田中 マリ(たなか まり)

1946年、東京都生まれ。
1971年早稲田大学卒業。70歳より短歌を始める。歌誌「青風」「青南」に出詠。
挿絵の油絵は自身が描いたもの。女流画家協会展に出展歴あり。趣味はトレッキング。

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