オーナー企業の時価総額経営

〜SDGs、ESG時代を生き抜く〜

著者加賀 裕也

価格 1870円(税込)

四六判 192ページ ソフトカバー

2024年3月22日 ISBN978-4-434-33664-5

みらいパブリッシング

ESG経営とSROIで時価総額を見直すことによりオーナー企業の可能性がひらかれる

日本の企業の8割近くはオーナー企業。
そのトップは、「オーナー」としては長期的視野、「経営者」としては短期的視野、時に双方逆の視野で、会社のかじ取りをせざるを得ないジレンマに常に直面している。
コンサルの現場で多くの経営者の悩みに接してきた著者が、時価総額経営を軸に、ESGとSROIを活用した新たな打開策を提唱。
旧態にとどまりがちなオーナー企業経営に、SDGs時代を生き抜く活路を示す。
あらゆる企業の経営に参照価値のある、画期的経営ガイド。

 

目次

はじめに
プロローグ オーナー経営者が抱える悩み――会社は誰のものか
第1章 オーナー企業の歴史
第2章 オーナー利益先行日本企業vs 社会貢献先行の欧米企業
第3章 なぜESG経営や社会的インパクト、SROIが必要なのか?
第4章 日本版オーナー企業の時価総額経営とESG経営の重要性
第5章 戦略×ESG投資を制するものが未来を制する
おわりに

 

 

編集者からのコメント

 

日本の企業の約8割を占めるオーナー企業は、長年にわたって大きな役割を果たしてきたと言えるでしょう。
しかし日本経済の衰退やAIの進歩などがもたらす予測不能な未来に向かういま、後継問題だけでなく、時代に即した新たな経営方針が求められているのではないでしょうか。
時価総額の捉えなおしとESG経営の組み合わせに大きな可能性を見出す本書の提言は、そのヒントになるものと思います。
オーナー企業とその経営者一人ひとりが、活力を取り戻すためのビジョンと戦略を本書から得られれば幸甚です。

加賀 裕也(かが ゆうや)

戦略コンサルタント
株式会社キューブアンドカンパニー常務取締役
ストラテジーコンサルティング部門担当役員
名古屋大学工学部航空宇宙工学コース卒業、フランス国立ポンゼショセ高等大学(ENPC)MBA。
株式会社リクルート、株式会社ショーケースでスタートアップ関連のインターンシップを経験。
ベイン・アンド・カンパニー・ジャパンを経て株式会社キューブアンドカンパニーを創業。
中堅オーナー企業に対して、提携やAIなどの新技術を用いて、新規事業の立ち上げや、デジタルトランスフォーメーションを支援。
中堅企業のM&Aのデューデリジェンスを多数実施し、時価総額をはじめその経営課題を熟知。
ESG、SROI やインパクト評価に関しては、担当プロジェクトの中でロジックモデルの作成から貨幣価値換算し定量化した実績あり。
政策レポートや社会的インパクト等の学術論文を岩本隆慶應義塾大学大学院特任教授と共同執筆。
著書『X-Tech ビジネス大全――既存産業×デジタルが最適化社会を切り拓く』(岩本隆と共著、みらいパブリッシング、2020 年)
『SROIとインパクト評価が社会を変える――SDGs・ESG時代の新たな経営戦略』(みらいパブリッシング、2021 年)。

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