ぼくときみが生きる世界

この世界にはまだ誰も知らない色があふれています。
普段当たり前に感じることも、本当は当たり前ではなく、未知の可能性や新しい経験で満ちています。
それぞれの世界はだれかが切り取った視点に過ぎず、正解や間違いはひとつもないのだと感じてみてください。
ひとりひとりの見る世界を肯定し、見えない世界へ飛び込む勇気を与えてくれる詩です。

 

 

ねえ、きみの空は何色？

 

混じり気のない青
夕焼け色
それともたくさんの色が
混じり合う空の色？

 

どんなふうに感じ
どう見える？

 

この世界には
僕らが生まれる
ずっと前から

 

たくさんの色が
あり続けている

 

（本文より抜粋）

 

 

編集者からのコメント
自分の感じたことを素直に受け入れること。それはもしかしたら、他のだれかを受け入れることよりも難しいのかもしれません。
なにが格好いいのか、だれが正しいのか、自分はどうあるべきなのか。
考えることが多すぎて、自分の世界の外側にはもっとたくさんの視点があることを知ってはいるけれど、ついつい踏み出さない理由を探してしまいます。

自分に迷っている私たちへ。著者の一癖ある強いメッセージを、希望の道しるべにしてみませんか。