好きなことだけすれば子どもは伸びる

リトミック教師として、0歳から高校生まで10,000人以上の子どもと親の成長を見てきた著者が伝えたいのは、
好きを肯定することで育まれる「生きる力」。

本書には、20年にわたって培われた教育現場の知見が満載！
0～2歳児クラスのかわいい子どもたちとお母さんのエピソード、幼児クラスのクセありキッズと、そのお母さんの様々な対応のしかたも、読んでいるだけで「なるほどなぁ」と思えるはず。
たくさんの子どもたち(と両親)を中学生・高校生になるまで見守ってきた著者は、まるで答え合わせをするかのように、ひとつの考えに行き着きます。
ありのままを認め、応援することが、「生きる力」を育むのだ、と。
そして、「６つの生きる力」についても、解説します。
できないことをできるようにすることより、不安のない将来への道筋をつけることより、好きなことを応援することで子どもの自己肯定感が育まれ、自分で道を切り開いていけるようにすること……それが、親として何より大切なことだと著者は述べます。

著者より
大勢の子どもたちの特徴が、大きくなってどうなるか？
20年間見つめてきて、やっぱりわたしは「ありのままを認めて、好きなことだけ応援すれば子どもは伸びる」と信じています。
この本は、「お母さん、わたし／ぼくのそのままを見て！」という子どもたちの代弁のつもりで、たくさんの顔を思い出しながら書きました。

目次
第１章　ミューレの子どもたち
第２章　幸せなはずなのにもやもやしているお母さんたち
第３章　お母さんがだめなんじゃない
第４章　6つの生きる力
第５章　好きなことだけすればいい
第６章　生きる力とは死なないこと

編集者からのコメント

子どもに好きなことだけさせていて、本当にいいの？　そんな疑問ももっともです。
ひとつのことに夢中。周りに合わせて行動できない。苦手なことをやりたがらない。人の話を聞いていない……。
不安ですね。でも、著者の教室には、そんなベビーやキッズやたくさんいます。お母さんたちも、もう何で悩んでいるかが分からなくなるくらい、もやもやを抱えていたり。
そんな、育児本を読み漁っても解決しない“もやもや”を一掃！
大勢の子どもたちの特徴が大きくなってどうなるか？　著者が実際に長年見続けてきた知見から、本書は書かれています。
子どものありのままを見つめて、好きなことを応援していれば、あなたの子どもはどんどん勝手に伸びていく。
「そんなことして何になるの？」は禁句です。
ハウツー本で解決しないもやもやは、あなたに自信がないからでは？　あなたも、あなたのままでいいんです！