15歳の叫び あんな大人になりたくない

10代の自分を最高に好きになる方法

著者松谷 咲

価格 1540円(税込)

四六判 192ページ ソフトカバー 

2023年8月29日 ISBN978-4-434-32553-3

みらいパブリッシング

15歳が書いた「生き方」の本!

(「はじめに」より)

 

今の私の学歴は「中卒」。
15歳の高校一年生の6月に、不登校になりました。
そして、同じ年の8月、高校を中退しました。

 

不安や怒り、先生方への不満。大人へのあきらめ。
「こんなはずじゃなかった」
「大人になんて、なりたくない」
そういう気持ちが大きくなり、高校に行くことが耐えられなくなってしまいました。

 

自殺を望んでいた友人のこと、絶望させられた高校の先生のこと、親の顔も見たくなくなって家を出た一人暮らしのこと、私と同じ16歳で自立している友達のこと。

 

この本では、高校を中退した理由や、学校を辞めてからの1年で私が経験したことや考えたことを書いています。
生意気なこともたくさん書きましたが、16歳の自分の素直な気持ちです。

 

書店には「生き方」の本がたくさん並んでいます。
でも、それらは大人の書いたものばかりです。
15歳、16歳の私たち世代がどのように感じ、16歳の自分が、どのように自分の道を切り開いていこうとしたのかも、大人の人たちには知ってもらいたいと思っています。
子育てをしている親御さんや学校で「先生」と呼ばれている人たちにも、何かを感じていただけたらと思っています。

 

誰かに言われたのではない。
学校で教わった人生ではない。
自分の意志で、自分の個性を最大限に生かしていく方法を見つけたい。
こう考えて過ごした私の1年、ありのままを記録したこの本をきっかけに、誰かの未来が輝くものになったら、嬉しいと思っています。

 

目次
Chapter 1 咲 ~ 15歳で私が高校を辞めるまで、そして今の自分
Chapter 2 絶望した学校 ~ 高校はどこがイヤで、なぜ中退を選択したのか?
Chapter 3 大人 ~ 周りの大人たちを好きになれず、失望した理由
Chapter 4 考え方 ~ 高校を中退した自分が、大切な人たちに伝えたいこと
Chapter 5 支え ~ どんな時にも人は支えが必要、感謝の気持ちを伝えたい

 

編集者からのコメント

15歳の不登校時、親のすすめで応募した出版コンペが、本書の出るきっかけでした。
「どう書けばよいのかわからない」と悩みながら、「今、自分と同じ状況にいる人、悩んでいる友達が元気になれる本にしたい」と、1年近くかけ、トツトツと素直な気持ちを言葉に編み上げていきました。
有名人でもなければ、インフルエンサーでもない、普通の女の子の言葉。
だからこそ、本書は10代の子が読めば共感させられ、元気づけられるものになっています。
親世代にとっては、「ここが嫌だったのか」とどきりとさせられることも。
子どもの気持ちがわからず、悩んでいる親御さんや教育者の方にも読んでいただきたい1冊です。

松谷 咲(まつたに さき)

2006年生まれ。16歳の中卒。
大阪府在住。
15歳の時に、たった4カ月で高校中退。
私立進学高校へ入学したが、個性をつぶす偏差値教育に耐えられなくなり、「高校に行かない選択」をする。
母親との対立で家出し、極貧一人暮らしを経験。
現在、タトゥー彫り師。
高等学校卒業程度認定試験を受けて、海外へ留学すべく準備中。

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