いま、IBDで不安なあなたに贈る本

患者・保護者の体験から知る潰瘍性大腸炎・クローン病

著者五十嵐 総一・監修:竹島 史直

価格 1650円(税込)

四六判 192ページ ソフトカバー 

2023年7月24日 ISBN978-4-434-32281-5

モモンガプレス

ひとりだけで悩まないで! とても大事なのに、わりと聞けない情報をまとめました

日本国内での患者数が年々増加傾向にある
「潰瘍性大腸炎」や「クローン病」といった「炎症性腸疾患(IBD)」。

 

患者のリアルな体験談や、患者やその保護者たちにとって
「どこでどうやって手に入れたらいいかわからない、なかなか手に入れることができない本当に欲しい情報」を
この一冊の中に数多く集めました。
この病気に悩む人、特に若い患者さんへ向けて
経験者である著者が「病気を発症した当時の自分が欲しかった」であろうアレコレについて、
患者目線、保護者目線から、丁寧に綴りました。

 

目次
はじめに 〜苦しかったからこそ伝えたいリアルなIBDのアレコレ
Part 1 IBDってどんな病気?
Part 2 IBD 患者のライフスタイル
〈コラム〉ー フォドマップ ーって何?
Part 3 IBD 保護者の体験談
〈コラム〉「合理的配慮」ってなに?
Part 4 IBD 患者の入院、通院生活
〈コラム〉IBD患者は生命/医療保険に加入できるのか?
Part 5 相談できる場所
おわりに
参考文献
IBDレシピ 〜長崎IBD編〜

 

編集者からのコメント

自身も患者の一人である著者が、IBDと診断された当時に「ほんとうに欲しかった!」という情報を、多くの人たちの協力のもと集約し、一冊の書籍にまとめることができました。
「特に若い患者さんや、その保護者様の手に届けたい」
「医療関係者や医療を勉強中の学生さんへ、患者の生の気持ちを伝えたい」
「IBD患者の不安な気持ちを少しでも和らげることができるように」
という想いのもと、とにかく手に取りやすく、わかりやすい内容にこだわりました。
いま、IBDと診断され不安な気持ちでいっぱいで、病院の待合室で待っているような方々の手に届き、少しでも心を軽くすることの手助けとなりましたら幸いです。

五十嵐 総一・監修:竹島 史直(いがらし そういち・かんしゅう:たけしま ふみなお)

著者:五十嵐 総一(いがらし そういち)
長崎IBD友の会「ユアジール」会長、NPO法人長崎県難病連絡協議会 理事

1987年生まれ、長崎県出身。
潰瘍性大腸炎の症状は15歳(中学3年)の秋に始まる。
佐世保高専卒業後、佐賀大学農学部へ編入学。
23歳で国家公務員、29歳で転職し地元長崎へUターン。
15歳の自分と発症して間もない当事者を重ね、SOSを発信できるよう手助けすることを目的に、難病の理解を広げるボランティア活動を行っている 。
患者会ホームページ:https://nagasaki-ibd-yourzeal.jimdofree.com/
QLife記事 : https://ibd.qlife.jp/work/story12422.html

 

 

監修:竹島 史直(たけしま ふみなお)
長崎県五島中央病院院長

1986年長崎大学医学部卒業。
同年長崎大学医学部第二内科入局。学位取得後、一般病院にて消化器内科医として勤務。
1996年より3年間、長崎大学医学部附属病院光学医療診療部助手として炎症性腸疾患を専門に診療にあたる。
1999-2002年マサチューセッツ総合病院(米国)消化器科留学。炎症性腸疾患の発症機序、治療に関する基礎的研究を行う。
2004-2009年全人的医療を学ぶため、長崎大学医学部附属病院総合診療科勤務。
2009年新設された長崎大学病院消化器内科へ准教授として赴任。以後11年間炎症性腸疾患を専門に診療にあたる。
2020年4月から現在まで長崎県五島中央病院院長。

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