木霊

北海道・栗山町の泣く木のはなし

著者永井 利幸

価格 1540円(税込)

B5判 32ページ 上製 

2023年4月14日 978-4-434-31918-1

みらいパブリッシング 全国学校図書館協議会 選定図書

涙のあとに希望が見えてくる絵本。 魂を持つ「泣く木」の伝説が、令和の時代に不死鳥のごとく蘇りました!!

北海道栗山町に伝わる「泣く木」の伝説から、この絵本は生まれました。
「泣く木」伝説は、地元の人たちの間で語り継がれてきた、ちょっぴり悲しい物語です。
人に降りかかる悲しみにそっと寄り添いながら、北の大地に枝葉をひろげ、その身内に「魂」を宿して何百年という長い歳月を生きてきた、聖なるハルニレの木の物語。
その物語の深さとやさしさに共感した人々の協力を得て、このたび「泣く木」伝説は一冊の美しい絵本になりました。

 

物語のすばらしさもさることながら、繊細で力強いタッチで描かれた鉛筆画の線や形は、物語以上に多くのことを語りかけてきます。
白と黒だけの表現なのに、そこには豊かな色彩が潜んでいます。
色彩にあふれた環境で育った子どもたちの目にも、きっと、その美しさは伝わるでしょう。

 

「木霊っていうのはな、木に宿っている魂のことだ。それも、樹齢が百年も二百年も超えて、長い年月を生きている樹木に宿っている魂のことだ」
ーー本文より

 

本作は、第7回絵本出版賞優秀賞受賞作です。

 

編集者からのコメント

カラフルな色彩の楽しい絵本ではありません。
けれどもこの絵本は、子どもたちのやわらかな心に種子を蒔き、ゆっくり成長して、
やがて美しい花を咲かせるでしょう。
読み聞かせにもこの1冊を。

 

■対象年齢:5歳~

 

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永井 利幸(ながい としゆき)

1963年北海道生まれ。
道都大学社会福祉学部卒業後、旭川市の知的障がい児入所施設で早期教育を担当。
2017年に当麻町役場を退職し、絵本『ぶひ』『のぶひ』『ねぶひ』を出版。
著書に育児エッセイ『おばあちゃんのひとりごと』がある。

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