チラホラケトンチョ (創作絵本シリーズ)

著者 猫月うた , 長木けい

価格 1540円(税込)

B5判 32ページ 上製

2022年7月20日 ISBN978-4-434-30607-5

みらいパブリッシング

初めての妹がやってきてからの
子どもの心情を豊かに描いた物語。

 
生まれて間もないちなちゃんにかかりきりのママ。
お姉ちゃんのいちかちゃんは、寂しさを感じています。
ある日パパが、「なんでも願い事を叶えてくれる」というぬいぐるみチラホラケトンチョをプレゼントしてくれました。
そこでいちかちゃんはチラホラケトンチョに「赤ちゃんになりたい! 」とお願い事をしました。
そうすると翌朝…。
小さな子の気持ちの動きを豊かに描いた、長木けい原作の童話を、
表情豊かに猫月うたが絵本に仕上げました。
 
小さな妹や、家族への愛情や優しさを持ついちかちゃん。
その一方で、ママを取られたような寂しさも感じています。
妹や弟が生まれたときの、お兄ちゃんお姉ちゃんになった小さな子の心情が豊かに描かれています。
普段はぼーっとした表情のチラホラケトンチョですが、
お願い事を叶える時はキリッと目つきが変わるのもポイントです。

 

編集者からのコメント

まだまだおかあさんに甘えたい年頃の子でも、
妹や弟が生まれると「可愛がりたい! 」という思いが芽生えます。
その一方で、自分もまだまだ甘えたいという思いも。
『チラホラケトンチョ』に登場するいちかちゃんは、
そんな子どもたちの優しさや、子どもならではの思いを体全部で表現してくれています。
おとうさんが持ち帰ってきたぬいぐるみ「チラホラケトンチョ」の表情にも注目です!
 

 

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猫月うた , 長木けい

文・絵:猫月うた(ねこつき・うた)
 
1965年、札幌生まれ。札幌大谷短期大学美術科油彩コース卒。
学生時代から人形制作や舞台美術、役者を体験。
苫小牧のお寺に嫁いだ後は、お寺の一角で絵本や児童書の文庫を始める。
4人の子を持ち、小学校で読み聞かせや人形劇公演も行う。
苫小牧読み聞かせ文庫活動連絡会会員。
本作は幼児の心の動きを描いた長木けいの童話が原案。
そのキャラクターに惹かれ、絵本として新たに制作したもの。
 
原案・文:長木けい(ながき・けい)
 
1953年生まれ。
昭和女子大学短期大学部国文科卒。
北海道テレビ(HTB)勤務を経てフリーライター。
子育てをきっかけに幼稚園や小学校で読み聞かせを始め、
地域の読書活動に加わり童話の創作も。
苫小牧読み聞かせ文庫活動連絡会会長(2022年現在)
絵本セラピスト®︎(絵本セラピスト協会認定)

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