かぼちゃの馬車事件

スルガ銀行シェアハウス詐欺の舞台裏

著者冨谷皐介

価格 1980円(税込)

四六判 304ページ ソフトカバー 

2021年10月18日  ISBN978-4-434-29426-6 C0036

みらいパブリッシング
NHK 逆転人生 に 著者 冨谷さん出演!
3月14日(月) NHK総合 午後10:00 放送
再放送 3月18日(金) NHK総合 午後11:35
再放送 3月21日(月) NHK総合 午後3:00

たちまち重版。コロナ禍で報道されなかった最大の不正融資事件!
巨大組織スルガ銀行に勝利した、被害者同盟の闘いを克明に描く

 

「少しでも将来の足しになれば……」
軽い気持ちで友人の誘いに乗った
「かぼちゃの馬車」は、地獄の一丁目行きだった——。
2億円の借金を背負わされた一被害者の、2年に渡る苦しみと闘いの日々を描くドキュメント!

 

 

2018年、スルガ銀行による巨額の不正融資事件が発覚。
時の金融庁長官に「地方銀行の雄」とまで評価されたスルガ銀行だったが、
シェアハウス不正融資事件の元凶として巨大な壁となり、被害者たちには長く苦しい闘いの日々が待っていた。

 

被害者の一人である著者は、離婚、自殺まで考えるほど追い詰められながらも、徐々に同志を増やし、被害者同盟を結成。
社会派弁護士らとの出会いにより、一人では到底勝ち目のない闘いをチーム戦で挑み、ついに累積1570億円の債権放棄を勝ち取ったのだ。

 

被害者だからこそ知り得た詐欺事件の裏側を、実体験をもとに克明に描き出した本書は、誰の身にも迫りうる詐欺被害への注意を喚起する、必読の一冊である。

 

 

【目次】
まえがき
第一章 触手
第二章 悪夢
第三章 覚悟
第四章 混沌
第五章 折衝
第六章 決戦
第七章 潮目
第八章 終結
SS被害者同盟 声明
あとがき

 

 

編集者からのコメント
−たちまち重版− 被害者自身による貴重な記録です。

巨大組織に挑むとはどういうことか。

自殺や離婚を現実のこととして考えながらも、個別の問題だとして被害者を孤立させようとする敵の執拗な攻撃に抗しながら同志との結束を守り、数々の難題を奇跡的に乗り越えて、巨額の債権放棄を勝ち取りました。 スルガ銀行による不正融資事件は未解決のものも多く、
著者を中心とするSS被害者同盟の被害者救済活動は今も継続しています。
類似の詐欺事件も多発しています。詐欺の魔の手は誰の身にも迫っています。
詐欺被害の注意を喚起する、また良心を震わせる一冊です。
–このテキストは、tankobon_softcover版に関連付けられています。

 


 

『かぼちゃの馬車事件』第一章 PDF 期間限定公開

 


冨谷皐介(とみたに・こうすけ)

SS被害者同盟代表。
「少しでも将来の足しになれば……」の軽い気持ちから、不動産投資を始め、人生転落への扉を開けてしまう。
誰もが無駄だと言ったスルガ銀行との闘い。
最初は一人での闘いだったが、仲間となった者達と共にスルガ銀行スマートデイズ被害者同盟(SS被害者同盟)を設立し、その代表に。
その後、運命的な河合弘之弁護士との出会いがあり、消費者問題事件としては前例のない代物弁済的スキームで440億円の債権放棄を勝ち取る。
一般社団法人ReBORNsを設立し共同代表理事に。詐欺事件に巻き込まれた被害者達の救済支援、特にスルガ銀行によるアパート・マンションの不正融資で、同じように苦しんでいる被害者救済のために、2021年5月25日、スルガ銀行不正融資被害者同盟(SI被害者同盟)を設立し、その弁護団(SI被害弁護団)の後方支援などに取り組んでいる。

pagetop

みらいパブリッシング

本でみらいを創る? みらいパブリッシング
〒166-0003東京都杉並区高円寺南4-26-12福丸ビル6階