SROIとインパクト評価が社会を変える

SDGs・ESG時代の新たな経営戦略

著者加賀裕也

価格 1650円(税込)

四六判 176ページ ソフトカバー

2021年7月16日 ISBN978-4-434-29186-9

コロナ禍を乗り越える、SDGs時代の最新ビジネスツール
「SROI+インパクト評価」を徹底活用!

経済的リターンと社会貢献を両立させる、ビジネス界最先端のトレンド、
SROIとインパクト評価の、基本・実例・背景・活用法を伝授。

 

コロナ禍で益々求められる新たな社会モデルを策定する最新ビジネスガイド!

 

 

SROIとは、Social Return on Investment、すなわち「社会的投資収益率」の略。
事業やプロジェクトからもたらされる社会的リターンを、金銭的価値に換算して示すものです。
インパクト評価とともに、いま注目されている指標です。

 

投資をする側と受ける側、そして社会的課題をかかえた多くの人々や組織にメリットをもたらす、
いわば「三方良し」ともいうべき最善の方法。
それが「SROI+インパクト評価」なのです。
今後ますます注目される期待のビジネス・ツールです。

 

本書は、社会貢献意識の欠如した企業は生き残れないSDGs時代において、
必須の武器となる「SROI+インパクト評価」の基本から活用法までを解説・提言しています。

 

 

 

【本書より応用例】
SROI +インパクト評価を活用すれば、
▼子ども支援や被災者の就労支援が経済利潤と両立
▼スポーツ支援→地域振興 ・ 医療費削減によって出資企業へのリターンも増進
▼欧州サッカー連盟 (UEFA) もSROIモデルを採用→成功!
など、20のモデルケースを紹介

 

 

 

【目次】
はじめに
第1章 SDGsと事業を両立させるESG投資、インパクト投資とは?
第2章 インパクト投資が道をひらくさまざまな事例
第3章 SROIとインパクト評価の知っておくべき知識とメリット
第4章 SROIで問題解決されたさまざまな事例
第5章 SROIが導き出す企業評価のあらたな基準――時価総額と社会的価値
あとがき

 

 

出版社からのコメント
SDGs時代には、社会意識の伴わない企業やプロジェクトは、取り残される傾向が強まっています。
本書はその潮流のなかで、大きな示唆とサポートをもたらす重要なビジネスガイドです。
ビジネス・チャンスを捉えるための大事なヒントが詰まった本であると同時に、
今後、事業や投資や新たなチャレンジにたずさわる人々が、
本書を参考に、少しずつでも自らの意識・行動を変革していくことによって、
社会ひいては世界を変え、新たな社会モデルを構築するきっかけが生まれるのではないか?
そういう思いのこもった一冊です。

 

加賀裕也(かが・ゆうや)

株式会社キューブアンドカンパニー 常務取締役
名古屋大学工学部航空宇宙工学コース卒業、フランス国立ポンゼショセ高等大学(ENPC)MBA。
株式会社リクルート、株式会社ショーケースでスタートアップ関連のインターンシップを経験。
ベイン・アンド・カンパニー・ジャパンを経て株式会社キューブアンドカンパニーを創業。
現在、大手企業や中堅企業に対して、M&A やスタートアップとの連携も用いて、X-Tech の新規事業の立ち上げや、デジタルトランスフォーメーションを支援。
また、山形大学の技術シーズを事業化する文部科学省や内閣府のプロジェクトにおいて、ビジネスプロデューサーとして、マーケティング・知財・事業計画策定などを支援。
そのほかに山形県内企業のマッチング支援も実施し、地方創生にも取り組む。
特に、SROI やインパクト評価の領域に関しては、これらのプロジェクトの中でロジックモデルの作成から貨幣価値換算し定量化した実績あり。

 

政策レポートや社会的インパクト等の学術論文を岩本隆慶應義塾大学大学院特任教授と共同執筆している。

著書に『X-Tech ビジネス大全――既存産業×デジタルが最適化社会を切り拓く』(岩本隆と共著、みらいパブリッシング、2020 年)がある。

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