詩のラストピースを探して【10】最終回

連載
2020/12/11

この企画について

絵本『つまさきもじもじ』の作者、あんのくるみさん。

Twitterをベースに詩をたくさん発表しています。

「詩のラストピースを探して」は、あんのくるみさんの詩に添えるイラストを募集する企画です。

ちょうど10回目を迎える今回で、最終回を迎えます。

今回の募集では、下記の3作が選ばれました。

この企画を通して、詩がもっと身近なものになれば、とてもうれしいです。

 

 

募集内容

 

 

選ばれたイラスト

 

「薄氷(はくひょう)」

 

このイラストを描いた方:shinさん

素晴らしい作品がたくさんある中選んでいただきとても嬉しいです。
詩から全体的にさみしいイメージと少し幼さも残りつつ強がってしまう大人の女性をイメージして描かせていただきました。
まだまだ実力不足ですが今後の活動を温かく見守っていただけるとありがたいです。
興味があればリンク先も覗いてみてください。

https://twitter.com/shin_kin_kan_xx
https://instagram.com/shin_kin_kan_art
https://instagram.com/shin_kin_kan_photo
https://suzuri.jp/shin88

 

あんのくるみさんの選評

女性の表情が非常に印象的な挿絵でした。
窓の外の雪がまるで目に入っていないような虚ろな瞳。
体を支えるような腕の位置からして、随分と長い間外を眺めているのでしょうか。
顔にかかる1本の髪の毛に、時間の経過と少し乾燥した室内の空気を感じました。
詩の寂しげなストーリーと情景が見事に詰まっています。
普段から挿絵やコラボイラストなどに慣れてらっしゃるのかな?と思いました。
センスが光るスマートで無駄のない作品です。
彼女の目蓋を重くしているのは、未練でもなく後悔でもなく、恋人との眩しい思い出かもしれませんね。

 

 

「おさんぽ」

 

「詩のラストピースを探して」

 

このイラストを描いた方:ゆかりさん

ダブル選考ありがとうございます。
猫が好きなので一番最初にクレヨンで描きました。ヒゲが目立つよう、猫の線は黒を使わず画用紙の白を残しました。
初回から参加して思い入れのある詩のラストピースを探しての挿絵は、初めての水彩色鉛筆で描きました。
以前に「かき氷」で選出して頂いた時のペンギンを過去とし、ラストピース探しは未来にも続いている…という意味をこめました。
この企画に参加して、普段描かないモチーフや画材に挑戦し勉強になりました。
子供も詩に触れ楽しめました。
あんの先生のこれからの更なるご活躍を楽しみにしております。

所属してるアート集団paletteもメンバー募集中
グッズも販売中
https://suzuri.jp/yujari
@yujari0402

 

あんのくるみさんの選評

「おさんぽ」
一度見たら忘れられない強いインパクトの挿絵でした!
少し縮れたおひげに、猫ちゃんのこれまでの冒険を感じます。
いくつかの失敗を乗り越えて、今回は慎重におひげで測っているのでしょうね。
ギョロっと見下ろす大きな瞳がなんとも愛らしいです。

「詩のラストピースを探して」
詩に出てくる言葉がうまく散りばめられていて、まさに「ラストピースを探して」…。
旅の途中を思わせる構図も流石でした。
最初に読んだインスピレーションをそのままに描かれているのならば、センスが末恐ろしいです(笑)
これからもゆかりさんの創作活動が見逃せません。
この企画の原点に帰るような作品だったと思います。

 

 

 

 

「詩のラストピースを探して」は、今回で最終回です。

今までたくさんの素敵なイラストを送っていただき、本当にどうもありがとうございました。

もしかしたら、またTwitterで企画が復活する可能性もあります。

あんのくるみさんの Twitterをぜひチェックしてください。

 

 

 

バックナンバー

「詩のラストピース」記事一覧

 

作者プロフィール

あんのくるみ

絵本作家。埼玉県生まれ。第3回絵本出版賞優秀賞を受賞。童謡詩「くんくん」で柳波賞佳作を受賞。朗読企画「こんな夢を見た。」short short story2020を受賞した作品が、福岡市美術館にてツカノマレーベル主催朗読公演に起用され好評を博す。無類の猫好き。

 

 Twitterで絵本や愛猫との日々について発信中

 あんのさんの絵本「つまさきもじもじ」の詳細はこちら

2020.12.11

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